志村康太も驚く!小学生が学校内で通貨を発行した話
志村康太です、こんにちは。
子供というのは何をしでかすか分かりませんよね。
急に道路に飛び出したり、ベランダの柵に登ってみたりと大人を冷や冷やさせます。
一方「こんなアイデアが」と思わせてくれる創造性の宝庫でもあります。
それには大人になると薄れていく「好奇心」が非常に大きく影響しています。
この好奇心の例として、ある小学生の男の子が「学校内に通貨を流通させた」話を志村康太が紹介したいと思います。
志村康太も驚くとある小学生の偉業
小学校1年生の男の子は、好奇心旺盛の超が付くほどのわんぱく王子でした。
家の中でも学校でもとにかく元気で落ち着きがありません。
そんな男の子ですが、持ち前の好奇心のせいか、すぐに他の人の物を欲しがります。
しかし学校では誰かに何かを貸したりすることは禁止されていました。
男の子は友達が持っていたモノを使ってみたくて仕方がなかったみたいで、ついには親に「あれと同じもの買ってよ!」とねだり始めます。
誰しも経験があるだろうと私は思っているのですが、「よそはよそ!うちはうち!」の攻撃には撃沈してしまうことに。
しかし、男の子は諦めませんでした。
次の日、給食の時間にクラスメイトの前で彼は、このような事を言い出したのです。
「この牛乳パックの蓋を、学校の中だけで使えてなんでも交換できるようにします!」
牛乳嫌いな人達が多かった男の子の学級は、その人の分を飲んであげる事で、牛乳パックの蓋を余分に獲得できるようになる構造になっていました。
牛乳嫌いの生徒も、なんでも交換できる蓋欲しさにしっかり飲むようになったのです。
結果この牛乳パックの蓋で交換させていく制度は生徒の中で流行。
ついには話し合いで物の価値を決める会議まで開くようになりました。
「折り紙の○○セットは、蓋3枚」「練り消しゴムは、蓋30枚(練り消しゴム)」という価格を設定していき、教室の後ろに掲示板として貼り出したのです。
なにもないところから市場を作り出したことは、さぞ面白かったことでしょう。
彼の物語はここで終わりませんでした。
最初は「牛乳嫌いな人の代わりに牛乳を飲んであげる」という事業しか生まれませんでしたが、後に以下のような事業も起こり始めました。
折り紙で作ったトレーディングカードゲームを販売する事業。
ドラゴンのかっこいい絵を描いてあげる事業。
宿題のサポートをしてあげる事業。
もう、小さな自由経済市場が出来てしまいそうな勢いでした。
少し惜しかったのが、「価格を自分たちで決めてしまっていた」ことです。
常に価格に対してのクレームが絶えず、価格表に従わない取引が横行していました。
価格も自由に決められる制度も作っておけば、完全に自由市場経済の出来上がりだったでしょう。
結果的にそのことについては先生かにバレてしまい、クラス内での「蓋」という貨幣価値の制度は終わってしまったそうです。
それでも当時はワクワクしたことには違いありません。
子どもの好奇心、志村康太も取り戻したいものです。
#118 【お金の教養】小学生になって為替ゲームやったら面白すぎた…そして瀬戸くん円高・円安に翻弄される【瀬戸くん・虫眼鏡くん・さなまるちゃん・野村證券】
以上、志村康太でした。
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